持ってると良い資格はなにがある?
フリーランスのテストエンジニアとして働く場合に、第三者にテストエンジニアとしてのスキルがあることを客観的に証明する資格が2つあります。
1つ目は、JSTQB認定テスト技術者資格です。JSTQBとは、日本国内のソフトウェアテスト技術者の資格認定を行う運営組織であり、世界各国の同様の組織が参加しているISTQBの加盟組織です。ISTQBの加盟組織がそれぞれの国内で認定した資格は、他の国の加盟組織も相互認証を行います。すなわち、JSTQBが認定したソフトウェア技術者資格は、ISTQBに加盟する国々でも有効とされますので、世界に通用する資格と言えます。
認定資格はファウンデーションレベルとアドバンストレベルの2つのレベルで構成されています。ファウンデーションレベルはソフトウェアテストに関する基礎的な知識が問われます。アドバンストレベルはテストマネージャとテストアナリスト向けの2種類の認定試験があり、ファウンデーションレベルに比べると難易度は高くなります。
2つ目は、IT検証技術者認定試験です。IT検証産業協会が認定するテストエンジニアのための資格試験です。テストの現場における実務力を重視しており、2017年以前の試験では知識試験と実務試験の両方が行われていましたが、2018年以降の試験では実務力を問う実務試験のみが行われています。認定されると、実務を安心して任せられるテストエンジニアとの評価が得られます。
試験のレベルは、テストのオペレートを行うレベル1に始まり、新技術開発を行ったりテスト品質のコンサルティングを行ったりするレベル7までの7段階のレベルで構成されています。